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まえがき(ユージン・パーカー)
0章 概 説
1章 不活発な太陽は氷山多発期を生む
 1節 万年氷の下の遺物が物語る過去の気候変動
 2節 小氷期における太陽黒点の消失
 3節 太陽風の送風機の調子と気候変動
 4節 氷山多発期
 5節 躁うつ病の太陽
 6節 氷期における気候の良い時と悪い時
 7節 雲形成仮説を否定するベーアのデータ

2章 宇宙線の冒険
 1節 宇宙線の概要
 2節 宇宙線の発生源のつきとめ
 3節 星の燃えかすから出るもの
 4節 宇宙線はあってもなくても良いものではない
 5節 母なる太陽はいかにして我々を守るのか
 6節 最後の2つの防衛線
 7節 “あれを注文したのは誰だ”
 8節 直感の裏付け
 9節 ラシャンプ磁極周回期への再移行

3章 光輝く地球は冷えている
 1節 分かっていなかった雲
 2節 雲による熱の出入りの抑制
 3節 太陽と気候との間の見落とされていたつながり
 4節 幼稚で無責任な提案
 5節 低い雲に驚くほどの一致
 6節 太陽活動が活発化した時
 7節 南極だけは雲で温暖化する
 8節 ペンギンは南極の寒冷化を知っていた
 9節 もっと単純に構えよ
 10節 炭酸ガスにはクールに対応しよう

4章 雲の形成を呼びこむ原因は何か
 1節 霧や雲の過去の形成実験
 2節 海鳥の朝食の臭い
 3節 雲凝縮核の補給の必要性
 4節 パナマ沖の低空での超微細粒子群の大量形成
 5節 CERNでのカークビーの実験計画
 6節 空気箱の地下室への設置
 7節 瞬間に起こった極微細粒子の生成
 8節 雲を作る種(シード)の種は電子である

5章 恐竜が天の川銀河を案内する
 1節 押し曲げられた石灰層
 2節 鉄隕石に託された伝言
 3節 各腕との遭遇による気候と生物の変化
 4節 小さい恐竜を寒冷気候から守る羽根
 5節 炭酸ガスについての議論
 6節 天体望遠鏡の役割を果たす貝殻

6章 スターバースト,熱帯の氷,生命が変化するという幸運
 1節 全球凍結
 2節 星のベビーブーム
 3節 若い太陽は暗かったのに温暖だった矛盾
 4節 炭素原子が示す生物生産性の拡大期と縮小期
 5節 生物の変動性と宇宙線強度

7章 人間は超新星の子供か
 1節 概 説
 2節 アフリカのサヘルが埃っぽくなった時
 3節 石包丁と新しいあごの筋肉
 4節 ハエ取り紙に捕えられた超新星の原子
 5節 宇宙線による冬
 6節 ミュンヘンの超新星の候補
 7節 超新星の残骸の探査
 8節 新しい知識の連鎖

8章 宇宙気候学のための行動計画
 1節 宇宙線による気候変動の説明
 2節 雲の分子機構の研究(CLOUD)
 3節 この天の川銀河をもっと良く知るために
 4節 不可解なリズムで揺れる惑星
 5節 地球の過去の気候をもっと良く知るために
 6節 荒れ狂う宇宙における生物
 7節 太陽活動の盛衰を読み取る
 8節 今日の気候変動についての建設的な見解

9章 2008年における追記 ― 炭酸ガスの温室効果は微弱である
 1節 新しい実験と局所泡への取り組み
 2節 天の川銀河における宇宙線分布図の作成
 3節 “以前とは全く異なる手合わせをしている”
 4節 破綻した炭酸ガス原因説
 5節 小氷期の再来は御免だ

解 題

訳者あとがき

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